通気の良い木造住宅でダニが大量発生する原因とは?
通気がいいといわれている木造住宅でなぜダニが増えるのでしょうか。 その原因は今と昔の家の作り方の違いにありました。
畳の下の作りが原因
木造住宅は本来通気性があって湿度が適当に保たれて人間にとって住みやすいものでした。ですが、なぜこのような木造住宅でダニが増えているのでしょうか。
それは畳の下の住宅工法が異なっているからです
畳は同じでも以前は細長い板をしいて、その上に畳を置いていたので非常に通気が良かったのですが、現在では畳の裏側がビニールシート貼りになっていて畳の湿気が抜けづらいようになっています。
そして以前は畳は太陽と風に当てて大掃除をするのが一般的でした。これは虫干しといわれていて梅雨明けの時期に一度ほとんどの家庭で畳を干すということを行っていました。
ですが、現在は畳お手入れすることはほとんどいません。 もうひとつの理由はたたみ床の構造の他の縁の下の通気口にあります。
日本の家庭は土の上に土台を置いて建物を立てるようになっています。 なので土と床の下に隙間があります。
この間の空間についきこうがあり空気が通るようになっています。 ですが、現在は耐震性を高めるために布を基礎の土台にして小さな通気口をつけるだけにとどまっています。 そうすると円の下の通気が判然といえないようになっています。
このように三つの原因で通気の良いといわれていた木造住宅でもダニが増えていると考えられます。
ツメダニ以外の痒いダニ皮膚炎を起こすダニは
ツメダニ以外にもあります。 まずネズミについている家ダニは人間を指します。 普段はネズミの血液を吸って生息していますが、ネズミがいなくなると部屋の中に入ってきて人間を吸血してしまうことがあります。
ですが、ネズミが減っている現代では家ダニの被害は少なくなっています。 一方被害が多くなっているダニがあります。 それはトリサシダニです。
鳥は住む環境がなくなり住宅の中に巣を作らざるを得なくなっています。 そうすると住宅にキジバトやムクドリ、カラスといった鳥が共生することになります。
そうすると鳥に寄生していたダニも人間に近づくことになり、鳥が巣立った後は巣に残ったダニが人間を刺してそれが皮膚炎を起こしてしまいます。
ダニに刺されると死ぬような病気を引き起こすこともあります。 例えばツツガムシは恐ろしい生き物です。
ツツガムシ病の恐怖
ツツガムシに刺されるとリケッチアという病原体が血管に入ってそれでツツガムシ病に感染します。
ツツガムシは届出伝染病に指定されている重篤な病気で、ツツガムシ病に感染したら保健所に届け出ないといけません。
このツツガムシという他には山林、河川などに生息していて登山をしたり山菜採りなどでその中に入った時に刺されることがあります。 このダニの被害は増えていて罹患されている方もいるということです。
それ以外に人間の皮膚に寄生するニキビダニ、ヒゼンダニ、シラミダニそして犬や猫などのベッドに生息する犬猫疥癬虫犬猫のツメダニなども知られています。 従来はネズミの血液を吸って生きています。
家庭内のダニはダニ捕りロボで退治しないといけません。
このサイトを参考にするといいですね。